FIT制度が終わり、新しいFIP制度へ

【太陽光発電投資のはじめかた・初級編】FITからFIPへ

国民の税金負担軽減や太陽光発電システム自体の価格が安くなったなどの理由で、FITにおける売電価格は年々低下しています。ここ10年ほどで売電価格は、半分以下の価格まで低下しました。
2021年以降、新規の太陽光発電物件は減少しており、太陽光発電投資が初心者向きといっても、投資初心者にとっては新規物件で収益をあげるのは簡単ではなく、難しくなってきています。

◆◆◆ FITとFIP制度の比較 ◆◆◆

2022年からFITに代わりFIP制度が始まります。FIPは国が電力の単価を定めないため価格変動により収益アップが見込める側面がありますが、変動による収益減少のリスクも存在します。

その他考えられるデメリットとしては、売る時間帯や季節による売値の変動・気候変動や市場価格の下落などの影響を受けやすいと考えられるため、インフラ投資のコスト回収ができない可能性も考えられます。
FITが適用されている中古物件であれば、売電価格が固定されているため、20年間の収益予想が立てやすく初心者向きではありますが、FIPが適用される新規物件については、固定単価ではないことで長期的な収益予測が困難となります。やはり投資初心者の方であれば、FITが適用されている中古物件をターゲットにされることをおすすめしたいです。

◆◆◆ FIP制度スタートによる影響は ◆◆◆

日常的に市場競争が売り主の収益に影響するため、売り主次第ではより多くの収益をあげるチャンスはあると思います。またインフラ投資やメンテナンス費のコスト負担が高まる可能性も懸念としてあります。現状で新規の物件は初心者向きとは言いづらくなるものと思いますが、2030年までの脱炭素化を目標としている関係もあり、再生可能エネルギーを利用した発電所の普及に今後も力をいれていくことは当然予想できるものと思います。

今から太陽光発電投資で初心者が収益をあげるには

新規の物件は、売電価格の低下で収益を上げるのは簡単ではなくなってきましたが、中古の物件などであれば利回りが高い発電所はまだまだ多く出回っており、十分な利益を出すことができる物件はたくさん存在します。
リスクを軽減しつつより収益をあげるためにも、わたしたちエネ見るでは相談者様などに中古物件をおすすめしています。